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2019年4月28日 (日)

2019-04-21 野北海岸 岩場のトラバース訓練

日時: 2019年4月21日(日)
天候: 晴れ 気温:23度
参加者: 計25名 (男性13名 女性12名)

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縦走登山では山域によって岩場の登下降やトラバース(斜面の横断)等に遭遇します。
あだると山の会では年に2回程度、岩場に必要な技術習得のための教育を行っています。

今年度も4月21日に野北海岸にて訓練を行いました。

(By 763酒井)

 


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AM 9:00。 糸島市野北海岸そばの駐車場に集合。
すぐにヘルメットとハーネスを装着します。

ハーネスとは岩登りやロッククライミングで用いる安全ベルト。日常では使わないものです。
ですので、まずは正しいつけ方を指導の下に学びます。よじれねじれ、腰や太腿・股下のベルトの通し方も正しくしないと外れて滑落してしまいすのでしっかりチェックしてもらって安全を確認します。

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9:20 訓練の舞台となる野北海岸に向けて移動開始。急坂をまじえて高低差120mを下っていきます。
これがけっこうキツイのです。

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9:40 訓練の舞台となる岩礁に到着。さっそく訓練開始です。

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本日の訓練メニューです。大きく分けて3点+α。

①岩場の基本歩行 ②フィックロープでの通過 ③ロープワーク +α 岩場実施訓練 です。

 


 

①岩場の歩行訓練

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まずは岩場の歩行訓練。

ふだん町を歩いているのとは違う(=逆に町歩きでも応用できる)、岩場というシチュエーションならではの歩行技術を学びます。
足の設置の仕方、荷重のかけ方、身体の向き、姿勢など、さまざまなテクニックが指導され、おっかなびっくりで急な岩を登ったり下ったりします。

そうか!とすっと出来ることもあれば、なかなかうまく出来ないこともあります。

技術を自らの血肉にするにはやっぱり実践をかさねるしかないかなーと思いました。


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何回か既定のルートを周回したら、今度はザックを背負ってより実践的な歩行訓練。
おおむねザックは8kgが山小屋泊まり山行などの標準重量ということで、軽い人は岩を詰めてザックを重くして挑戦。

重くなったことで一気に難易度が増します!

 

②フィックスロープでの通過

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次はフィックスロープをつかってのトラバース訓練です。

トラバースとは斜面が急だったり危なかったりした場合に、斜面を水平に横断することです。
沢登り、岩場、雪山など様々なルートで行われます。

当会の指導者チームがセットしたフィックスロープ(滑落防止のための固定ロープ)に、落下対策のためのスリングとカラビナを掛けて、かつ、ハーケンやクライミングカムという、ロープをしっかりと岩に固定した部分を通過するときのカラビナの掛け替え技術を学びながら、トラバースしていきます。

ヘルメットとハーネスはこのトラバースで最重要のアイテムとなります。

ヘルメットは落石から頭部を保護するため。
ハーネスはフィックスロープに引っ掛けるカラビナ&スリングを身体にしっかりとつなぎ、万が一足を踏み外して滑落したときでも、落下距離を最低限に押さえて身体のダメージを最小限にするためです。

とはいえ、不安定な岩の斜面を横切るのはドキドキの連続です。

トラバースって何?というまったくわからなかった感覚が、この訓練でトラバースってあれだ!と思えるようになりました。

 

③ロープワーク

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ロープワークの訓練では、岩場以外でも、普段の山行でも必要なロープの結び方を学習します。

フィギアエイトノット(8の字結び・通し8の字結び)
グローブヒッチ(マスト結び)
ムンターヒッチ(半マスト結び)
ボウラインノット(ブーリン結び・もやい結び)
シートベント(簡易チェストハーネス)

そして、さらに!

プルージック・オートブロック・クレムハイスト

などという、結び方も教えてもらいます。
いろいろと覚える事が盛りだくさんですが、これらを知っているか知っていないかでケガや事故を防ぐことができるのです。

何度も反復練習して、自然に結べるようにしておくことが大切なのです!

+α 岩場訓練

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三つの訓練が終わったら、岩壁をつかって登攀訓練です。

足と手をつかって岩をよじ登っていきます。

これがまた、けっこうたいへん! するすると登れる方、一生懸命に這い上がっている方、さまざまですが、とにかく岩に登ってみようという人が頂上目指してチャレンジしていきます。

こういった経験を積める機会を、年に2回定例開催しているのが、あだると山の会の素晴らしいところですね!

 

次回の開催は秋になります。

 

この記事を書いている僕はこれで通算三回目の参加となりましたが、1回1回参加する度に、初回の見ている人もやっている人もおそろしげな初心者状態から、だんだんと上手くなっていく実感がわいてくるようになりました。

何度参加しても新たな発見があります。次の時はもっと出来るようになりたいですね!

 

(by 763酒井)

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